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釧路湿原には「聖地」と言われる所がありますが、それが「宮島岬」と「キラコタン岬」です。どちらも太古からの自然景観が広がり、聖地の名に相応しく徒歩でないと到達できない場所にあります。また宮島岬周辺は環境庁の保護区になっていて、立ち入りには原則として環境庁の許可が必要です。キラコタン岬も周辺が私有地のため、立ち入りには地主さんの許可が必要。キラコタン岬は一度絶滅したと思われた丹頂鶴が30年の空白をへて棲息が確認された所として知られています。宮島岬は高台からの眺望に優れ、キラコタン岬は高台からの眺望に加え、水際まで降りて眼前の湿原に触れることが出来ます。
入り口から宮島岬までは約5km、森の中の1本道をただひたすら歩きます。岬までは単調な景色の中を一人で歩いているととても長い時間に感じてしまいます。退屈さがピークに達した頃に視界が広がり宮島岬に着きます。雰囲気は細岡大観望に似ています。果てしなく広がるサバンナの様にも見えるが蛇行する流れが湿原である事を思い出させてくれます。標高が高く海に突き出た岬と言う感じで、遠い対岸に夢ヶ丘がみえ、眼下に広がる湿原スケールは他では見られない。宮島岬はもともと釧路湿原が海だった時の名残で、雰囲気も断崖絶壁の岬という雰囲気、先端部に久著呂太チャシ跡、西に下雪裡チャシ跡と古代からアイヌ時代の遺跡が確認されている。宮島岬の名前は丹頂鶴の再発見者である宮島徳三郎氏に由来する。
アイヌ語でキラコタンとは「津波で逃げた村」と言う縄文伝説の地。釧路湿原が海だった時代の出来事が地名として暮らしの中に生き残り釧路湿原の歴史を今に伝えている。太古の姿をそのままに残しているキラコタン岬の眼下に広がる湿原と水路の蛇行は長い年月をかけて形成された貴重な姿。舗装された林道宮島線脇にある看板がキラコタン岬への入口、徒歩で40分~1時間ほどの道程、以前と比べると林道歩きがなくなり楽にはなったが、装備は軽登山に準じてください。キラコタン岬は標高が高くないので大展望は期待できないが、眼下を流れるチルワツナイ川の際まで降りていく事ができるミクロの釧路湿原だ。眼前のチルワツナイ川の蛇行した姿とコーヒーブラウンの川面は幻の大魚イトウを連想させる。岬に来た道は右手の高台に続いている。高台に出ると広大な釧路湿原を眺望出来るスペースがあります。眼下を激しく蛇行し枝分かれを見せて流下するチルワツナイ川の光景はこれぞ湿原という風景。虫除け必須、ヒグマの活動時間帯と重ならないように行動を。
◇キラコタン岬ハイク
とうろYH主催で年2回春と秋に実施
問い合わせ 鶴居村教育委員会 TEL:0154-64-2050
◇湿原探勝会 ※キラコタン岬コース ※宮島岬コース
問い合わせ 鶴居どさんこ牧場
取りあえず確実に岬まで行くとなればこのコースを選択するのが一番、それなりの出費は覚悟してください。※民有地と文化財と言う事で立ち入りには文化庁と地主の許可が必要となり個人で行くのはハードルが高い。キラコタン岬は無理すれば条件的に単独でも可能か?・・
森林セラピー
釧路湿原国立公園内に有る山崎山林森林セラピー基地は現在活動休止中・再開未定。
恩根内ビジターセンターは釧路湿原を訪れる人たちの情報基地として動植物の観察会や研究の場として作られました。駐車場から徒歩3分の牧舎風のビジターセンター内には、各種のジオラマやヤチボウズの秘密がわかる湿原の土壌面標本などが展示され、水と動植物の関係がひと目でわかります。ビジターセンターから伸びている全長3.1km、約1時間半の遊歩道が有り、ノビタキやシマアオジなど草原性の鳥が生息しています。運が良ければ道東湿原に分布するハナタネツケバナなどの植物やエゾ鹿、エゾリス、タンチョウなどの野生動物を見ることができます。夏はヘイケボタルの群れが貴方を迎えてくれるでしょう。
温根内から北斗まで湿原に沿ってまっすぐ伸びている歩道は、鶴居軌道を撤去跡につくられた。鶴居軌道は簡易軌道として昭和3年に新富士駅から、現在の鶴居村中雪裡間で開通。最初の頃は動力源として馬や改造ガソリンエンジンなど、戦後になってからはディーゼル機関車が使用された。旧郷土資料館に鶴居村営軌道で活躍していたディーゼル機関車や自走客車が屋外展示されている。鶴居村営軌道は交通網が整備されバスや自動車輸送に役目を譲り昭和43年に全線廃線となっている。道内各地にあった簡易軌道と際だった違いは廃線跡と築堤跡の残っている区間が圧倒的に多いこと。これは湿原の際という農地開発に不向きな土地柄故が大きいようだ。温根内ビジターセンターと遊歩道で連絡しい三角コースとなっている。
釧路市湿原展望台の少し北にあり、駐車場から気軽に湿原を見る事が出来ます。鶴居十景のひとつで別名を鶴居湿原展望台と云う事も(展望台の名称が混乱している様で釧路市湿原展望台横の遊歩道中に有るのもで同じ北斗展望台というがサテライト展望台としている。鶴居湿原展望台からは湿原自体の視野はさほど広くない。北斗展望台(サテライト展望台)は遊歩道で釧路市湿原展望台や温根内ビジターセンター、北斗遺跡へ通じている。周辺にはエゾカオジロトンボやキタサンショウウオなどが生息しています。※2010年訪問時は木道損壊で一部不通区間あり。
湿原のスゲ類の根が結んで株化し、冬になって土壌の凍結で持ち上げられ、春の雪解け水によって周囲を削られ出来上がった物で北海道北部や東部では珍しい物では無いが規模の大きいところは極めて少ない。湿原に棲息するキタサンショウウオがこのヤチボウズで冬眠する事も有る。
釧路湿原国立公園の自然の中をどさんこに乗って巡るができますが、中でもどさんこに乗って出来る湿原探勝会に人気があると云う。馬とのふれあい、そしてどさんこに乗ると言うことで非日常のアイポィントが湿原の魅力をいっそう引き立てているからでしよう。キラコタン岬のコースと宮島岬の2コースあり片道10~12kmです。どちらも釧路湿原の懐深く手付かずの自然景観が魅力で釧路湿原の聖地とも云われている景色を独り占めできる。コースの最後は歩く部分も少しあります。宿泊できるセンターハウスを備え乗馬が初めての方でも指導してもらえる。問い合わせ TEL:0154-64-2931
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