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あなたまかせの民主主義

今回の都知事選を地方から冷静に見ているとあることに気がつく。知名度がある元首相たちなら勝てるかもしれないと先行する宇都宮おろしで幕をあけ、文化人たちの一部はこれがラストチャンスと繰り返し、議論を封じ思考停止を促し、他を認めない思考は恐ろしく権力的で、根拠のない古典的な反共攻撃をもって脱原発運動を分断した。選挙結果を文化人と称する人たちの言葉でいえば脱原発のチャンスはもうない事になるが、この背景に見え隠れするのは左派と呼ばれる人たちへの偏見と、いままで脱原発運動をしてきた市民運動を全く信頼していないということだ。

原子力村の持つ国家権力と結びついた巨大な利権構造を駆逐するのは容易ではなく、脱原発は原子力村を圧倒的な市民運動と世論の力で追い詰め解体しない限り完成しない。脱原発の実現は単に電力会社やエネルギーの問題にとどまらず、日米安保、地位協定、原子力協定、貧困と社会的弱者などまで踏み込まないと難しい。市民運動の中からリーダーがでて、市民運動に支えられる戦いにならなければ運動を維持することは難しいだろうことは滋賀県の例を見れば明らかだろう。

蒙古襲来から続き徳川政権より国民に根深く息づいている「神の国のお上の言うことは正しい」というすり込まれた思想。それが真実を追究をせず他人の判断にお任せして、なんの保証もない権威と人気をたよりに脱原発を託すというとなって現れ、分断工作に少なからず効果を発揮したと思わざるをえない。宇都宮氏は投票率の低さを民主主義の危機と言ったが、それもお任せの民主主義であり、ある意味二重のお任せ民主主義の克服が急務だと思われる。そしてその可能性は困難な闘いの中で支持を広げ、宇都宮選挙が市民運動として広がりをみせた中にあるのではとおもいます。

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