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福島原発の過酷事故
これからも続く放射能汚染の拡大

福島原発事故あれから2年

幼児の甲状腺の被ばく線量は、浪江町で100~200ミリシーベルトとWHOが被ばく線量推計を発表、報告書は日本政府が公表したデータより作成されたもので、これは避難地域に相当する線量にあたる。福島の癌化スピードはチェルノブイリの5倍と尋常でないことに加え、突然死が増加しているという。

前代未聞の原子炉が三基もメルトスルー、メルトアウトとし、大気中に大量の放射性物質が拡散され、そこで何が起きてくるのか冷静に見極めなければなりません。それにしても日本社会の無反応、危機感のなさは異常に見える。起きた事なかったことには出来ないしこれからもついてまわる放射線被爆への不安、国家崩壊の危機が彼らには見えていないのか?

3.11フクシマ・チェルノブイリと同じ道を!!

福島県では甲状腺の検査で3割以上の子どもたちに健康被害の兆候があり、チェルノブイリ高濃度汚染地区に匹敵する頻度で、子ども達に甲状腺癌が発生しこれから激増する可能性も。低線量被爆でも子どもの甲状腺癌につながることは否定出来ない。

世界保健機関はチェルノブイリ事故で放射性ヨウ素による小児甲状腺癌しか認めていないが、低線量内部被爆に警鐘を鳴らすウクライナ在住の病理解剖学者バンダジェフスキー博士は、セシウム137は特に心筋細胞に蓄積しやすく心筋障害や不整脈などの心臓疾患が起きやすくなると報告している。被爆国ベラルーシ人の死因トップは心臓血管系の疾患だったが、衆議院の震災復興特別委員会で南相馬市立総合病院副院長が、暫定的なデーターと前置きしながら?脳卒中発症率が「65歳以上で1.62倍、35歳から64歳では3.43倍」と衝撃的な証言をした。これはベラルーシと同じ事が日本でも起こりつつあると言っても良い、これからは子どもは甲状腺癌を含む健康障害、そして大人は突然死が大きな問題になってくると思います。

内部被曝を防ぐには汚染された空気を吸わない、汚染水を飲まない、汚染食品を食べないという事になるが、最近はマスク着用をしている人を見ないし、日本政府は検出限界値を引きあげて汚染食品を拡散し国民の口に入れて処理するという真逆の政策を行っている。

そして100万人が飲む水道水の取水地点にも放射能が迫り最大の危機を迎えつつあるというのに、水道水の基準値は日本の原子力安全委員会が定めた300ベクレルで、米国環境保護庁の定める飲み水の最高汚染基準値を遥かに超えた約2700倍。日本の水道水検出限界値は以前の2000倍に変更され、それ以下は不検出と既に安全な水ではなくなっている。

この国は声を上げ続けない限り誰も守ってくれません。また上げ続けることで社会から排除されかねない、それでも声を上げ続けることです。

汚染水封じ込め危機的状況!!

汚染水封じ込めに対する抜本的な対策はなく、対症療法的に汚染水処理をしてきたが危機的な状態は続いている。東電は2年半過ぎて選挙が終わってから海への流出を認め、1日あたり300トンの汚染された地下水が海に流れて国の計算では20兆~40兆ベクレル流出していると、次に東電は高濃度汚染水約300トンが地下水として拡散し、海へも流出していると発表した。コップ1杯で致死量の汚染水が300トンで、しかも時限式に汚水タンクが腐食で寿命がくるとなれば事態は深刻、大きな地震が起こればその時点でアウトです。

東電が進めている対策では海への流出は止められず汚染の拡大は続き、地上に汚染水があふれでたらもう手遅れという事は誰が見ても明らかで、メルトアウトした核燃料が地下水と接触しているとすれば、猛烈に汚染された地下水が地上にあふれ出してくる可能性もある訳でそうなると第二の悪夢。そうなればチェルノブイリのように、大勢の犠牲を覚悟しての廃炉作業か、全ての汚染水を海の放出するかの選択になるが、現実的には汚染水を海の放出ということになるだろう。また上手く地下水脈を遮断できたとしても、一度地下水脈に入った汚染水は何十年も海洋汚染を続けることになるのだ。少なくともまだ急げば何とか間に合うかもしれないが、今の安倍政権からはそんな気配は見えてこない。既に福島・千葉・宮城・岩手沿岸の漁業は壊滅的打撃を受けおり、それが全太平洋に広がるのは時間の問題という印象で、安倍政権は世界から非難をされ孤立する事を覚悟しておくべき。

深刻度増す海洋汚染

福島第1原発では「地下水を通じて専用港に流出したトリチウムの量が、過去2年2カ月分で最大40兆Bqになるとの試算」されています。トリチウムやストロンチウム90はベータ線を発生する核種でこれまで考えられていたよりも遥かに危険なことがわかってきました。小児白血病やダウン症候群の発症率が上昇し、低濃度被爆でもリンパ球の染色体異常を起こす事がわかっています。体内に大量に取り込むとDNA等が直接被曝し、その構造から生物のDNAや組織に特異な影響(身体の中の水素を含んだ化合物がトリチウムに置換され、そこでベータ線を出し違う物質に変わる、遺伝子の場合は結合が切れる)を与えるという厄介で危険な核種であり、薄めて垂れ流しにできるような代物ではないことは明白です。しかしこの程度で驚いてはいけません。平成2006年4月から試験を始めた日本原燃六ヶ所再処理工場が海に排出した放射能は、トリチウムだけでも2008年の2月までに約1800兆Bqを越えた。これが本格運転となると2日に1回で99兆Bq、1年間に1万8千兆(1京8千兆)Bqのトリチウムを放出すると報道されている。それもむつ小川原港の沖合い3km地点、深さ約50mの海底のパイプから排出、下北沖では海藻中のプルトニウムが増加したと伝えられている。排出で海洋投棄ではないと言う理屈で、余りにも無謀な海洋への放射能大量放出というしかありませんが、トリチウムに関して濃度は薄めれば良いだけで、実質的な排出規制はなく、東電が六ヶ所再処理工場と同じように海洋投棄を念頭にアルプスで浄化してあとは薄めて排出という名の、海洋投棄を狙ったとして不思議もないがアルプスの故障でそれも頓挫した。ただ六ヶ所再処理工場の汚染に加えて、福島第1原発から地下水を通じて海洋にでた多核種汚染と(2011年5月以降、セシウム137で20兆Bq、ストロンチウムで10兆Bqなど)なるので実際はもっと深刻で壊滅的という事になります。気になるのはこれだけのトリチウムが海に流出している以上、多量のトリチウムが大気に放出されていると考えるのが自然だがその報告は全くないこと、大気に放出された多量のトリチウムが酸素と結合して水となり大地に降り注いでいる事は疑いようもない。グリーンピース・インターナショナルの報告から見る限り、六ヶ所再処理工場が40年間操業したとして排出放射能による推定累積集団線量はチェルノブイリ原発事故の半分に近く、過去の歴史的な核惨事に肩を並べるものになりそうだ。六ヶ所再処理工場は即刻廃止すべきです。キール海洋研究所が作成したシミュレーションでは、今から3~4年後には北米大陸西海岸すべてが高い濃度の汚染水で覆われるとなっているが、日本原燃六ヶ所再処理工場が今まで海に排出したトリチウム約1800兆Bqを考えると既にこの状態に至っているだろう。シミュレーションマップは、選挙後に発表された3.11直後から太平洋に流れ出していた高濃度汚染量と六ヶ所再処理工場の排出量も含まれていない楽観的なもの。

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