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北海道産動物舎ではフクロウ類5種、ワシ・タカ類3種、小型哺乳類5種、身近な鳥類9種類、計22種の動物や鳥類を展示している。一番驚いたのは研究用に飼育されていたカラスが正式な展示の仲間入りしたこと。北海道産動物舎では外来種も含め北海道で普通に生息する動物を集めているが、野生動物の中で夜行性の動物は実際に見る機会は殆どなく、現実的には動物園で見るしかないのが実情。特にフクロウ類は他の動物園ではあまり見られないかも。旧北海道産動物舎で展示していたミンクとシマリス、ハヤブサ、チゴハヤブサとカケスがリストから消えていた。ここでは小動物舎と重複する動物はすべて小動物舎で紹介しています。
北半球に広く分布するアカキツネの仲間で人里近くの森林と開けた土地の境界付近に住み着いている。エキノコックス用の駆虫薬が開発され野生のキツネにも使用される。アイヌ語名・ci-ronnu-p【チロンヌㇷ゚】我ら沢山殺すもの→獲物。【シュマリ】の二つが有名だが別名も多い。【フレッㇷ゚】赤いもの。個体差があるが暗い色調のキツネは信仰の対象で【シトンピ・カムィ】山にいるキツネ神・とも。
元々の生息地は北米やカナダなど、アニメのラスカルで人気者になったが 北海道では一部が野生化しその勢力範囲を広げている。食性が果実や木の実、鳥や鳥の卵、小型の哺乳類、両生類までと広く気性は荒い。生態系に甚大な影響を与えるだけでなく農業被害も出ている。
気性は荒いが愛嬌者、良く釣り場で遭遇する動物で油断していると魚を失敬していく。元々は毛皮用に持ち込まれ飼育されていたのが逃げ出したり廃業等で放棄されたのが野生化、平野部は完全にミンクが定着、水際に生息している事が多く泳ぎの名手、イタチは見かけなくなった。
街中から高山帯までと生息範囲は広いが最近は余り見かけなくなった。背中の縦縞と太めの尻尾で野生でも見間違うことはない。蕎麦畑では収穫期にシマリスが沢山集まるため蕎麦農家には嫌われ者。アイヌ語名はニスィコㇽクㇽ・木の穴を持つ神、ルオー・チロンヌㇷ゚・縞のついているチロンヌ(獣)。ウェン・クㇽ・悪い神とアイヌ民族にも嫌われていた。
この施設の住人はコノハズク、オオコノハズク、アオバズク、エゾフクロウ、ワシミミズクという主に北方系フクロウでコノハズクやミミズクの名前もあるが、いずれもフクロウ科で同じ仲間です。絶滅危惧種のシマフクロウはシマフクロウ舎に、希少種のシロフクロウはシロフクロウ舎で飼育・保護されている。フクロウ類の中には日中も活動するシロフクロウもいるが、この施設のフクロウは夜間に活動するタイプが殆どで人目に触れる機会は少ない。
フクロウの北方系につけられた亜種名。野生のフクロウ類で見られるのはこのフクロウが殆ど。鳴き声は「ホッホ、ゴロスケホッホ」と、人によっては別な言い方もある。顔の形がハート形で大きな目が愛くるしい。アイヌ語名・村の守護神であるシマフクロウの使いとされ、一般的にはkunne-rek-kamuy【クンネレㇰ・カムィ】夜叫ぶ神。その他 kamuy-cikap神鳥・kunne-rek-cikap 夜叫ぶ鳥【イソサンヶ・カムィ】獲物を出してくれる神【イソアニ・カムィ】獲物を持っている神など地域によって異なる。
漢字では難字で読みが難しい。渡り鳥で平地から低山の森林帯まで、北海道の全域で繁殖するというが根室半島では少ないという。主に平地の広葉樹林などで木源されることが多く、鳴きは「ホッホ」の繰り返し。最近は減少しているという。名前の由来は青葉の頃に渡来するからとも。アイヌ語名をアフン・サランペ=あの世・に住む・化け物、などありがたくない名前を頂いている。またホチコㇰ、別名をニテㇰ・コホクㇱ、コタンでは子供を掠っていく気味悪い化け物の声といって泣く子を脅したという。目だけが異様に目立つその姿故か。
小型のフクロウで鳴き声「キョッ・コォー」を聞く事があっても姿を見るのは至難の業。写真でもわかる様に木の葉に隠れて保護色になっているから傍にいてもわからないという忍者も負ける森化けの名人、この展示室に何羽いるか探すのも楽しいかも。最近は生息数が減少しているというが、俗に声の「仏法僧」として知られている。アイヌ語名・フチ・トットと繰り返すのでトットカムィなどと呼ばれるが地域で微妙に違っていたようでキトカムィとも。コノハズクには悲しいアイヌ伝説が残されている。
小型のフクロウで大きな金色の目が愛くるしい・・いや怖いかも。特徴的な目が名前の由来という希少種。北海道では針葉樹林内にわずかに繁殖しているそうだが、留鳥としてどの程度留まっているのかは不明。雌雄同色というので見た目で雌雄の判断はできない。ネズミ類がエサとなるので笹原などは生息に不向きという。野生のフクロウは春から秋の移動期に耕地防風林や海岸林などで運が良ければ遭遇する可能性はある。
シマフクロウに次ぐ大型のフクロウで、極地圏と熱帯を除くユーラシア大陸の大部分に分布。北海道北部で数つがいが繁殖しているのが確認されているが、亜種カラフトワシミミズクという。人里離れた森林、岩場、荒れ地をテリトリーに、小型から中型動物までをエサとする最強のフクロウという。生息地を考慮すると移動期以外に遭遇のチャンスはない。
オオワシ、オジロワシ、クマタカは元々は旧ワシ・タカ舎にいたが、猛禽舎の完成でオジロワシだけが移された。猛禽舎はシマフクロウの保護が目的で作られたもので、シマフクロウの入舎でシマフクロウ舎となり、オオワシ、オジロワシ、クマタカは新しくなった北海道産動物舎の一角にワシ・タカの占有スペースが作られ移転している。オオワシやオジロワシは北半球に生息する大型のワシ類で、野生の尾白鷲は道東や道北ではよく見かける。大鷲は冬に越冬のために渡ってくるが、主に道東や道北の河川や海岸線ではよく見かける。この三者に共通しているのは国内絶滅危惧種であるということ。かつてはオオタカも居たようだ。
北半球に生息する大型のワシ類、道東や道北ではよく見かけ、道東などでは繁殖している個体もあるようです。留鳥としてのオジロワシは知床半島を含む道東方面に多いようですが、冬期間は越冬で北海道に南下してくる個体も多いようで旭山にも時々姿を現す。トビより大きく大鷲より小さいが色彩は地味で嘴と足の黄色が目立っている。尾羽は白色でくさび形なのでほぼ間違うことはない。アイヌ語名をオンネゥ・チカㇷ゚、若い尾白鷲をポン・チカㇷ゚=幼鳥。余り大事にされなかった様でカムィは付かない。
北半球の代表的なワシで、世界のワシ類でも屈指の大きさを誇り、純白の肩の羽と黄色の嘴は強大でよく目立つ。主食は魚だが哺乳動物(アザラシの子や小型のキツネなど)等を捕食する事もあるという。知床半島の羅臼側では毎年多数が越冬、冬のスケトウダラが盛んだった頃は5000羽近くが知床に集結し木の枝に鈴なりになっていた。スケトウダラ魚の低迷で最近は減少したがそれでも千羽以上が越冬する。鮭が遡上する河川では晩秋になると目撃するようになる。川沿いに上流側に移動する事もあり旭川などでも希にみられる。アイヌ語名はカパッチリ・カムイ、カパッチリ、他に成長段階で色々な呼び名があった。面白いのは天塩地方での成鳥をテッカイ=翼が折れた・という意味とか。
日本を北限として北海道から九州、東アジアから東南アジアの森林に留鳥として生息、日本に分布するタカ科ではイヌワシに次ぐ大きさで、トビより大きくがっしりしたかたち。日本に生息するタカ科の大型種に比べると相対的に翼は短いが幅広く障害物の多い森林内での飛翔に適している。翼の上部は灰褐色で、咽頭部から胸部にかけて縦縞、下部は黒い横縞が目立つが、成鳥の色彩は他のタカ類と区別しやすい。アイヌ語名をユク・チカプ=獣肉を食う鳥とされる。ユクは一般に鹿の事だが本来は獲物を意味するという。また幼鳥をポン・チカプ、成鳥をシ・チカプ=本当の鳥、ともいったようです。
平地から山岳地帯にまで生息しているが人里でも見られる日本の代表的な鷹類。飛翔能力が高く中小型の鳥類や小型哺乳類を空中や地上で捕らえる里山では最強のハンター。留鳥する個体と越冬のため南下する個体があるという。かつて鷹狩りに使われたのもオオタカだった。大きさはカラスより若干大きい印象。アイヌ語名はチカプ・コイキ・プ=鳥を虐めるもの?オオタカとハヤブサは同じ様に呼ばれているみたいです。
最近は旧来の生息場所より大都市に生息圏を広げているようで、目にする機会は多いと思われる。繁殖は海岸の断崖や内陸の河蝕崖だが一部は都市圏のビルなど。都市部への進出は周年餌となるハト類などが豊富なことなどと、断崖の代わりになる高い建物があることに関係ありそうだ。
町外れなど開けた所にも良く姿を見せる身近な鳥。繁殖も街中から郊外まで広範囲で、注意すれば意外と見られる鳥。夏鳥で越冬はしないと考えられている。ハヤブサに似ているが小型で目の周りが黄色、眉部が白い。アイヌ語名fはチカプ・コイキ=鳥いじめ、チカプ・コイキ・チリ=鳥いじめする鳥。他にイレッテ・チリ、猟をする鳥などあるが鷹との区別が難しい。ハヤブサに関してはシロハヤブサ以外は区別していない様だが?
鳥類としてハシブトガラス、ハジボソガラス、アカゲラ、コウライキジ、キジバト、カワラバト(ドバト)、ニュウナイスズメ、スズメ、オシドリの9種類が展示されている。北海道でオシドリは身近とはいえないが繁殖地の一つ。以前の北海道産動物舎で展示していたカケスは見当たらないが、一番驚いたのは研究用に飼育されていたカラスが正式に仲間入りしたこと。
カラスの仲間で普通に見られるのは旭川やその周辺でハシブトガラスとハシボソガラス、時々見られるのはミヤマカケス、冬にまれに見るのはホシガラスとワタリガラス(道東ではよく見る)、近年になってミヤマガラスの渡来数が増加しているというが見た記憶がない。町中にいるのはハシブトガラスが多い。説明板によると、カラスの体重はニワトリの約3割、それに対して脳の重さは3倍、賢い訳で学習能力の高さも納得ですね。カラスの仲間は食べ物をあちこちに分散して保存すると云うが、カラスはそれを全部覚えているという。本来カラスは「凄い」鳥なんですが、人間のマナーの悪さから悪者にされた。なぜかブルーシートが嫌いらしい。アイヌ語名のパシクㇽはカラスの総称だがハシブトカラスを意味することもある。パシクㇽ・カムィ=カラス神。人を救った伝説がある。
ハシブトガラスと比べると額の出っ張りと嘴先端の湾曲は少ないが嘴の太さは個体差が大きいようでかなり太い個体もいる。ハシブトガラスの色調が青みがかった黒に対してハシボソガラスは艶のある黒、体は少し小さい。農村部に多いようで畑を起こすトラクターの後を歩き地上にでたミミズなどの虫などを食べている姿をよく見かける。ハシボソカラスのアイヌ語名はカララㇰ・トノ=ハシボソカラスの王。 カララㇰ・パシクㇽ=カラカラ鳴く神他多くの別名を持つ人との関わりが多い鳥です。
アカゲラ、オオアカゲラの雄は後頭部が赤いがコアカゲラは赤くない。大きさと頭部の色を除けば3種と体色のパターンが似ている。冬期間はコアカゲラやアカゲラは市街地でみられるがオオアカゲラは殆ど見かけない。アイヌ語名はエソクソキ・頭を(トントン)打ち付ける。ニトゥキトゥキ・木を突き突きする。イカシマ・チカㇷ゚・余分な鳥鳥・など。
元々は朝鮮半島産の亜種コウライキジを狩猟用に1930年頃に移入放鳥したものが分散、定着したもので道央から道南地域に広く生息するという。道北や道東では局地的な定着というが東旭川では春先に時々姿を見る。雄は派手目な色彩と白い頸輪が目印だが、春先は開けた場所に出てきて派手なディスプレイをするので存在の確認は容易。農耕地と疎林の近接する開けた場所や草原などにいることが多いようです。
北海道では都市の公園、郊外では農耕地周辺に多いようですが希に高山でもその姿を見るという。北海道では夏鳥で幅広い環境に適応するが繁殖地は南千島方面という。アイヌ語名をトイタチリ、畑を起こす鳥というだけあって、畑にまかれた種や芽などを食べ農業被害も引き起こす。
姿を見るのは殆どが市街地で都市型のハトです。元々はレース用に飼育されていたハトが野生化したものでハトの中では大型にはいる。おなじみのハトではあるがヨーロッパが原産で外来種となる。俗にドバトともいうが、最近になって都市に住み始めたハヤブサの貴重なターゲット。
昔屯田兵が開拓に入った頃は雀がいなかったという話が伝えられている。集落ができてから雀がやってきたというほどに人との関係が密接な野鳥で、基本的に人間の住んでいない所には住まないようです。今は北海道の全域に生息しているが市街地、集落、住宅街などが生息エリア、留鳥ではあるが、若い鳥を中心に国内を広範囲に移動するという。
大きな木のある公園などで見かけることがあるが平地から山地まで北海道全域に生息する夏鳥、希に越冬する個体もいるという。なぜが道東では少なく根室半島では見かけたことがない。スズメと比べるとやや小さく、耳羽の部分は黒くない。秋には小さな群れを水田地帯でみることもあるが、機械化が進んだ現在は大きな群れは見なくなった。
オシドリ夫婦の言葉や切手になったりと日本人にはなじみの鳥でですが、繁殖地での目撃は極めて少ない。理由は人が近づくのが厳しい山間部の渓流や湖なのがその理由だが、希に市街地近くでの繁殖例もあるようです北海道では然別湖や阿寒湖で子育て中のオシドリが目撃されている。
カケスは全国に分布するが北海道で冬を越すのは亜種のミヤマカケス。地鳴きはやかましいが、様々な鳥や獣の声真似名人で良く人になれる。アイヌ語名はエヤミと呼ぶが様ですがparekew【パルケウ】口達者とか雄弁家とも。所によってはeyami-kamuy【エヤミ・カムィ】カケス神・ともいうが、鹿狩りとの関係が深い。多くの別名を持つが人間界の危機を救った伝説がある。
ニホンザルを飼育しており色々な角度からニホンザルを観察することができる。ニホンザルは寒さに耐えもっとも北に住む猿として知られ、ボス猿を中心に群れを作って暮らす。ここではボス猿を中心にした猿社会を観察してみよう。どこかのワンマン社長とかというように人間社会に当てはめて見るもの一興、ボスにゴマをする要領のいい奴がいたりとか・・・地上はニホンイノシシが暮らしており、里山を再現した共生展示となっています。
ニホンイノシシの自然分布は本州、四国、九州、淡路島や小豆島などで北海道と沖縄には生息していない。そういうことで北海道ではニホンイノシシによる被害はないが、生息圏が人里に近い里山などになるので農業被害は各地で聞かれる。大きいもので体長170cm、体重180kg程といい、想像を超える走力を備え、泳ぎの名手でもあり熊と共通するものがある。
人と動物が直接触れ合う事のできる唯一の施設で、動物達は触られる事に慣れているが、動物のストレスもあるので触れ合いの時間が決められています。子供牧場の住人は主にペットと呼ばれるヤギ、ヒツジ、ブタ、カイウサギ、モルモット、チンチラ、ハムスター、イヌ、ネコ、アヒル、ハクショクレグホンなどが飼育・展示されている。見るだけの場合は別にして、触れあいが目的の場合は時間を確かめてからいくと良さそうです。
旭山では最新の施設でこども牧場内で飼育していたニワトリ(ハクショクレグホン)とアヒルが移動している。ニワトリの飼育スペースでは砂浴びの様子や人と同じ目線で体の特徴を観察することができます。アヒルの飼育スペースには水槽があり水浴びする姿を見ることができます。
ヤギとヒツジをメインにした飼育と野外展示をしている。やぎの餌場は高さ3mの場所にあり、そこまでは細い踏板を歩いて行かなければ到達できない。ヤギは高い場所が好きなようで、その能力がカモシカなどと同じ事に気付くでしょう。柵外から見るだけならいつでも可能。
旧キジ舎でホロホロチョウ、アネハヅルとともに野外展示されていたが、クジャク舎の完成でインドクジャクの単独展示になった。繁殖期の5~7月にオスのインドクジャクが見事な目玉模様の飾り羽を広げ彼女にアピールする姿が見られるかも。飾り羽は繁殖期を過ぎると抜け落ちるのが、それ以外の時でも綺麗なのが孔雀たる所以だが、綺麗な羽の効果は今では変わってきていると言う。飾り羽は羽浮きや毛針の素材として有名。アイヌ語名はケソラㇷ゚・斑点の多い鳥。大航海をしたアイヌ民族にとっては伝説の鳥である。
元々は大型草食動物が飼育展示されていた総合動物舎にたいが、新しくなったカバ舎に移動。放飼場は深さ約3mのプールがあり、水中でのカバの動きをあらゆる角度から観察できる。大きく開かれた口、口裂女なんぞ足下にも及ばないスケールで 150度くらいの角度まで開くとか。これがカバのコミュニケーションのひとつと云うから更に驚き。臆病で肌の乾燥に弱いカバ君は水の中が大好きで出産も水の中という。寒さには弱く冬は床暖の効いた建物内にいることが多い。カバ舎で暮らすメンバーにダチョウとイボイノシシがいる。
ダチョウは現生鳥類最大の鳥ですが、翼は退化して飛ぶ事は出来ないが走るのは速い。卵も現生の鳥の卵としては最大。エミューはオーストラリアに分布するダチョウ目エミュー科の鳥で、現生鳥類ではダチョウに次ぐ大きさで生態や体形が似ている。どちらも北海道では家畜として飼育されているが、光り物に興味を持つので注意してください。
日本のイノシシよりはやや小さいが牙は大きい、イメージとはかけ離れた驚異のスプリンターです。体毛は灰褐色で全体的に薄毛だが、頭部から背中にかけては黒色のたてがみがあり、尾には多くの毛が生えている。目の下と頬にいぼが一対ずつあり名の由来にもなっている。行動は用心深さを除けば放牧飼育されている豚によく似ている。
キリンは最も背が高い動物で、その体に比べ際立って長い首を持ち、脳まで血液を運ぶため動物の中で最も高い血圧を有する。首の血管には血液の逆流するのを防ぐ弁が有ると云う。また血圧の変化を吸収する仕組みが後頭部にあるという。かば館の地下に観察テラスがあり、ガラス一枚を隔てキリンを観察することができる。キリン舎でモモイロペリカンとホロホロチョウが飼育複合展示されている。
かつてマルミミゾウとともに展示されていたモモイロペリカン、ゾウが亡くなってからはペリカンだけでいたがキリン舎の完成で移転した。繁殖期に全身が橙色がかったピンク色になる事が名前の由来だが通常はほぼ白色。野生のペリカンは30cm以下の魚類や甲殻類などをエサにする。
アフリカ西部の原産で、胴体は黒い羽毛に覆われ白い斑点が入る。日本では家禽として飼育されているが一般的ではない。元々は草原、森林、砂漠などで地上での生活を送り危険を感じると警戒音をあげたり走って逃げるが、短距離であれば飛翔もする。昼行性で夜間は樹上で眠るという。
子供牧場に近い広葉樹の木立の中に慰霊碑が建立され、右横手前に喪中の掲示板と折り鶴2000羽が備えられていた。ここにはかつて旭山のスターだったキリンの「タミオ」シロサイ「ノシオ」マルミミゾウ「ナナ」などはじめ約200種の動物を慰霊。スターが亡くなった時はニュースになるが、殆どは見えない所でひっそりと亡くなっている。ここに眠る動物達に感謝し、命の重さを改めて考えて見ましょう。昭和五十一年十月之建
かつて旭山動物園の花形スターとして活躍した動物たちの写真、乱暴だけど人気者だったローランドゴリラのゴンタ、キリンのタミオとマリモ、ミナミシロサイのノシオ、マルミミゾウのナナ、は虫類館のスターだったアメリカアリゲーター、忍者のようなウンピョウ、高度1万メートルまで飛べたというアネハヅルなど。
イメージ確認用のサンプル文言になります。
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